下顎前突症例 <過剰歯と叢生を伴う反対咬合に対する非抜歯矯正治療> 2017.3.5

【主訴】上下の歯がガタガタで見た目と咬み合わせが気になる。

【主な症状】反対咬合(受け口)/左上前歯部に過剰歯埋伏(左上前歯の骨の中に余計な歯が埋まっている状態)/上下顎前歯部叢生(ガタガタ)/上顎右側歯列狭窄(上の歯のアーチが狭くなっている状態)/正中のズレ(真ん中が合っていない)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】レントゲン検査にて上顎左側前歯部に過剰埋伏歯が確認できたため、大学病院口腔外科にて抜歯を行う。その後、反対咬合と上下顎の叢生量、前歯の歯軸を考慮し、非抜歯にて矯正治療を行う。上顎右側の歯列が狭窄しているため、拡大を行いながらレベリング(歯の排列)を行う。被蓋改善のためⅢ級顎間ゴム(エラスティック)を併用する。

 


空隙歯列症例 <下顎前歯のみの部分矯正治療> 2017.2.18

【主訴】下の前歯のすき間を治したい。

【主な症状】下顎前歯部空隙歯列(下の前歯に隙間がある)/切端咬合(下の前歯が外に傾斜している咬み合わせ)/下顎前歯部軽度叢生(ガタガタ)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】下顎の前歯部に空隙が認められ、下顎前歯が唇側に傾斜しているため下顎前歯のみの部分矯正治療を選択。上顎の歯列は特に異常が認められないので、下顎のみマウスピース装置(インビザライン)を使用する。

 


空隙歯列症例 <乳歯晩期残存と永久歯欠損を伴う非抜歯矯正治療> 2016.12.14

【主訴】前歯のすき間が気になる。乳歯が残っている。

【主な症状】下顎骨後退(下顎が小さい)/上顎前歯部正中離開(上の前歯の真ん中に隙間がある)/上顎前歯舌側傾斜(上の前歯が内側に傾斜している)/上顎両側犬歯および上顎左側第2大臼歯欠損(永久歯が3本欠損)/上顎右側側切歯矮小(上の2番目の前歯が小さい)/下顎前歯部軽度叢生(ガタガタ)/上顎右側乳犬歯晩期残存(乳歯が残っている状態)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】大臼歯関係がⅡ級であり、上顎に空隙が認められる。上顎両側犬歯が欠損のため、第1小臼歯を犬歯の位置に移動させる非抜歯矯正治療を選択。上顎前歯が舌側傾斜しているため、空隙はⅢ級顎間ゴムを併用しながら大臼歯を近心移動させることで閉鎖する。上顎右側乳犬歯は抜歯をし、矮小の上顎右側側切歯は矯正治療後に歯冠修復を行う。

 


叢生症例 <八重歯と小臼歯捻転を伴う叢生に対する片顎抜歯矯正治療> 2016.10.15

【主訴】八重歯と前歯のガタガタを治したい。

【主な症状】上顎右側犬歯低位唇側転位(八重歯)/上下顎前歯叢生(ガタガタ)/大臼歯関係Ⅱ級(上顎の奥歯が下顎の奥歯よりも前方に位置している)/下顎左側第二小臼歯捻転(左下の小臼歯が90°回転している状態)/上顎鞍状歯列弓(上の歯列が台形の歯列になっている状態)/口唇閉鎖不全(唇が閉じにくい)

【抜歯部位】上顎両側第一小臼歯2本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】大臼歯関係がⅡ級であり、上下顎に叢生が認められる。上下顎前歯の叢生量(ガタガタの度合い)と前歯の歯軸と口元を考慮し、上顎両側第1小臼歯2本抜歯による抜歯矯正治療を選択。上顎右側の犬歯低位唇側転位(八重歯)と上顎の叢生(ガタガタ)は、抜歯スペースを利用して解消する。下顎左側第二小臼歯捻転(左下の小臼歯が90°回転している状態)はエラスティックチェーンを併用して改善する。

 


開咬症例 <顎間ゴムを併用した非抜歯矯正治療> 2016.10.2

【主訴】オープンバイトを治したい。

【主な症状】前歯部開咬(オープンバイト)/下顎前歯部重度叢生(ガタガタ)/臼歯部交叉咬合(側方クロスバイト)/上下顎前歯軽度唇側傾斜(唇側に傾斜している状態)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下顎前歯の傾斜、叢生量(ガタガタの度合い)を考慮し、顎間ゴム(エラスティック)を併用した非抜歯矯正治療を選択。上顎前歯の傾斜と臼歯部交叉咬合(側方クロスバイト)は上顎歯列を拡大することで改善する。下顎前歯の叢生は歯列の拡大とIPR(歯と歯の間を削ってスペースを作る処置)にて改善する。

 


鋏状咬合症例 <小臼歯捻転を伴うシザースバイトに対する非抜歯矯正治療> 2016.8.30

【主訴】上の歯の捻じれの改善と矯正治療の続きをしたい。(引っ越しのため矯正専門医院より転院)

【主な症状】上顎右側第二小臼歯捻転(右上の小臼歯が90°回転している状態)/左側臼歯部鋏状咬合(シザースバイト・上下の歯がすれ違って噛み合っていない状態)/上下顎前歯唇側傾斜(前に出ている状態)/下顎前歯部叢生(ガタガタ)/正中のズレ(真ん中が合っていない)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上顎右側第二小臼歯が90°捻転しているため、ワイヤーにてスペースを作りながらエラスティックチェーンを併用しレベリングを行う。鋏状咬合(シザースバイト)と下顎の叢生量、前歯の歯軸を考慮し、非抜歯にて矯正治療を行う。鋏状咬合(クロスバイト)に関しては上下顎ワイヤーのアーチを調整して改善する。正中を合わせるため顎間ゴム(エラスティック)を併用し、上下顎前歯部にはIPR(ディスキング)を行い前歯の傾斜を改善する。

 


上下顎前突症例 <口元を考慮した上下顎第一小臼歯抜歯矯正治療> 2016.8.14

【主訴】前歯のガタガタと口元が出ているのを治したい。

【主な症状】上下顎前歯唇側傾斜(前に出ている状態)/上下顎前歯部叢生(ガタガタがある)/口唇閉鎖不全(口が閉じにくい)/正中線のズレ

【抜歯部位】上下顎両側第一小臼歯4本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下顎正中のズレと上下顎前歯の傾斜、口元のバランスを考慮し、上下顎両側第一小臼歯4本抜歯による矯正治療を選択。上下顎前歯の後方移動を通常より多く行うことで、前歯の傾斜を正常にして口元の前突感を解消する。大臼歯には加強固定を行い、前方への移動を抑えながら抜歯スペースを閉鎖する。

 


叢生症例 <八重歯と上下顎正中のズレを伴う叢生に対する片側抜歯矯正治療> 2016.8.13

【主訴】八重歯と下の前歯のズレが気になる。

【主な症状】上顎左側犬歯低位唇側転位(八重歯)/上下顎前歯叢生(ガタガタ)/下顎正中右方偏位(下の前歯の正中が右にズレている)

【抜歯部位】上下顎左側第一小臼歯2本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上顎は左側の犬歯が低位唇側転位しており、下顎は正中が右方に偏位している。上下顎前歯の叢生量(ガタガタの度合い)と上下顎とも左側に移動スペースが必要になることを考慮し、左側のみの上下顎第1小臼歯抜歯による抜歯矯正治療を選択。上顎左側の犬歯低位唇側転位(八重歯)と上下顎の叢生(ガタガタ)及び下顎正中右方偏位は、抜歯スペースを利用して解消する。左側のみの変則的な抜歯のため、咬合平面の傾斜や正中のコントロールに注意して抜歯スペースの閉鎖を行う。

 


叢生症例 <八重歯と下顎大臼歯埋伏を伴う叢生に対する抜歯矯正治療> 2016.8.4

【主訴】奥歯が出てこれてないのと前歯のデコボコが気になる。

【主な症状】下顎両側第2大臼歯半埋伏(下の奥歯が半分歯茎に埋まっている状態)/上顎両側犬歯低位唇側転位(八重歯)/上下顎前歯叢生(ガタガタ)/上顎前歯唇側傾斜(上の前歯が前に出ている)/口唇の前突(口元が出ている)

【抜歯部位】上下顎両側第一小臼歯4本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】下顎両側第2大臼歯が半埋伏しており、その後ろには第3大臼歯(親知らず)もレントゲン上では確認できる。叢生量(ガタガタの度合い)と上下顎前歯の傾斜、側貌のバランスを考慮し、上下顎両側第1小臼歯4本抜歯による抜歯矯正治療を選択。上顎右側の犬歯低位唇側転位(八重歯)と上下顎の叢生(ガタガタ)は、抜歯スペースを利用して解消する。下顎両側第2大臼歯の萌出スペースを確保するため、抜歯スペースの閉鎖方法を工夫し大臼歯の前方移動量を通常より多く行う。

 


下顎前突症例 <埋伏歯を伴う反対咬合に対する非抜歯矯正治療> 2016.7.31

【主訴】左上の前歯が出てこない。受け口を治したい。

【主な症状】反対咬合(受け口)/左上側切歯埋伏(左上の前歯が骨の中に埋まって出てこれない状態)/上顎左側犬歯低位唇側転位(八重歯)/上顎側方歯部叢生(ガタガタ)/正中のズレ(真ん中が合っていない)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上顎左側側切歯が埋伏しているため、開窓牽引を行う。牽引はNanceのホールディングアーチにアームを設計し、そこから側切歯を引っ張る。上顎左側側切歯牽引後、反対咬合と上顎の叢生量、前歯の歯軸を考慮し、非抜歯にて矯正治療を行う。被蓋改善のためⅢ級顎間ゴム(エラスティック)を併用する。

 


過盖咬合症例 <下顎前歯欠損を併う過蓋咬合に対する抜歯矯正治療> 2016.7.28

【主訴】深いかみ合わせと前歯の隙間が気になる。

【主な症状】過盖咬合(ディープバイト)/上顎前突 Angle Ⅱ 級(下顎が後退している状態)/上顎前歯唇側傾斜(上の前歯が前に傾斜している状態)/上顎前歯部捻転(ガタガタ)/正中離開(上の前歯の正中に隙間がある状態)/下顎前歯3本欠損(下の前歯が3本無い状態)

【抜歯部位】上顎両側第一小臼歯2本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】かみ合わせが深く、上顎前歯の前方への傾斜、下顎骨の後退が認められる。そのため上顎前歯の後方移動量とバイトオープン(前歯を上方に持ち上げる)を考慮し、矯正用インプラントを2本併用した上顎小臼歯2本抜歯による矯正治療を選択。下顎前歯欠損部については矯正治療後、デンタルインプラントを大学病院にて埋入する。矯正治療中は審美面を考慮し、人工歯(仮歯)を隣在歯に固定する。

 


叢生症例 <八重歯を伴う叢生に対する抜歯矯正治療> 2016.7.12

【主訴】他院で非抜歯のマウスピース矯正をしていたがこれ以上治せないと言われたので診てもらいたい。

【主な症状】骨格性下顎骨前突(下の顎が大きい状態)/上顎右側犬歯低位唇側転位(八重歯)/下顎前歯叢生(ガタガタ)/上下顎前歯唇側傾斜(上下の前歯が前に出ている)/正中のズレ

【抜歯部位】上下顎両側第一小臼歯4本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】叢生量(ガタガタの度合い)と上下顎前歯の傾斜、正中のズレを考慮し、上下顎両側第1小臼歯4本抜歯による抜歯矯正治療を選択。骨格的に下顎が大きいため上顎前歯はやや唇側への傾斜が強くなることを考慮する。上顎右側の犬歯低位唇側転位(八重歯)と下顎の叢生(ガタガタ)は、抜歯スペースを利用して解消する。上下顎歯列正中のズレは顎間ゴム(エラスティック)を併用して改善する。上顎前歯の形態が扇状で大きいため形態修正を行う。

 


下顎前突症例 <顎間ゴムを併用した上下顎非対称抜歯矯正治療> 2016.7.3

【主訴】前歯のかみ合わせと八重歯が気になる。

【主な症状】軽度骨格性下顎前突(下顎が前に出ている状態)/切端咬合(受け口)/上顎右側犬歯低位唇側転位(八重歯)/下顎前歯部叢生(ガタガタ)/下唇の前突(下唇が前に出ている)

【抜歯部位】上顎右側第一小臼歯1本、上顎左側第二小臼歯1本、下顎第一小臼歯2本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】左右の大臼歯関係が異なり、前歯の切端咬合と上下顎叢生量、前歯の歯軸を考慮し、上顎は右側第1小臼歯と左側第2小臼歯、下顎は両側第1小臼歯の4本抜歯による抜歯矯正治療を選択。下顎前歯の後方移動量が多いためⅢ級顎間ゴム(エラスティック)を併用する。

 


叢生症例 <上顎前歯翼状捻転を伴う叢生に対する非抜歯矯正治療> 2016.6.9

【主訴】上の前歯が捻れて出ているのと下の前歯のガタガタを治したい。

【主な症状】下顎後退(下の顎が小さい状態)/上顎中切歯翼状捻転(上の前歯がハの字に捻れている状態)/下顎前歯叢生(ガタガタ)/下顎前歯唇側傾斜(下の前歯が前に傾斜している)/正中線のズレ

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】叢生量(ガタガタの度合い)と口唇の突出感を考慮し、非抜歯による矯正治療を選択。骨格的な前後差については上下の前歯の傾斜にて解消する。上顎前歯の翼状捻転(上の前歯がハの字に捻れている状態)と下顎の叢生(ガタガタ)は、ワイヤー装置による歯列の拡大とIPR(歯と歯の間を削り、すき間をつくる処置)にて解消する。上下顎歯列正中のズレは顎間ゴム(エラスティック)を併用して改善する。

 


上下顎前突症例 <骨格性非対称を伴う歯列に対する上下顎第一小臼歯抜歯矯正治療> 2016.4.14

【主訴】左上の歯が内側にあり、口元が出ているのを治したい。

【主な症状】下顎骨左方偏位(下顎が左に曲がっている)/上下顎前歯の前突(前に出ている状態)/上顎前歯部叢生(ガタガタがある)/口唇閉鎖不全(口が閉じにくい)

【抜歯部位】上下顎両側第一小臼歯4本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下顎正中のズレと上下顎前歯の傾斜、口元のバランスを考慮し、上下顎両側第一小臼歯4本抜歯による矯正治療を選択。

 


叢生症例 <上下顎非対称抜歯矯正治療> 2016.3.31

【主訴】上下ガタガタの歯並びを治したい。

【主な症状】上下顎重度叢生(ガタガタ)/上顎両側犬歯低位唇側転位(八重歯)/左側大臼歯Class Ⅱ(上の奥歯が前に出ている状態)/左側臼歯部交叉咬合(クロスバイト)

【抜歯部位】上顎両側第一小臼歯2本、下顎右側第一小臼歯1本、下顎左側第二小臼歯1本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下顎の叢生量(ガタガタの度合い)が重度であり、左右の大臼歯関係が異なるため、上顎は両側第1小臼歯、下顎は右側第1小臼歯、左側第2小臼歯の4本抜歯による抜歯矯正治療を選択。

 


過盖咬合症例 <矯正用インプラントを併用した抜歯矯正治療> 2016.2.23

【主訴】八重歯と前歯のかみ合わせを治したい。

【主な症状】過盖咬合(ディープバイト)/上顎前突 Angle Ⅱ 級2類(下顎が小さい状態)/上顎前歯舌側傾斜(上の前歯が内側に傾斜している状態)/上下顎前歯部叢生(ガタガタ)

【抜歯部位】上顎右側第二小臼歯1本、上顎左側第一小臼歯1本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下の顎の大きさのバランスと上顎前歯の傾斜、上下顎前歯の叢生量(ガタガタの度合い)を考慮し、矯正用インプラントを2本併用した上顎小臼歯2本抜歯による矯正治療を選択。補綴歯(被せ物をしている歯)があったため、上顎右側は第2小臼歯(補綴歯)、左側は第1小臼歯を抜歯した。

 


上下顎前突症例 <狭窄歯列に対して拡大装置を併用した非抜歯矯正治療> 2015.12.19

【主訴】上の前歯の捻じれを治したい。下の前歯のガタガタが気になる。

【主な症状】上下顎前歯の叢生(ガタガタ)/上顎狭窄歯列(歯列のアーチが狭く三角になっている状態)/上顎前歯唇側傾斜(上の前歯が前に出ている)/正中のズレ

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下顎歯列の拡大によって得られるスペース量と前歯の歯軸、叢生量を考慮し、固定式拡大装置(クワドヘリックス)を併用した非抜歯矯正治療を選択。

 


叢生症例 <矯正治療の後戻りに対する非抜歯矯正治療> 2015.11.7

【主訴】子供の頃に矯正治療していたが、後戻りしてしまった上下前歯のガタガタを綺麗にしたい。

【主な症状】上下顎叢生(ガタガタ)/上下顎第1小臼歯既抜(過去の矯正治療のために抜歯済み)/過蓋咬合(かみ合わせが深い状態)/正中線のズレ

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】過去の矯正治療時に、上下左右1本ずつ抜歯されているため、非抜歯矯正治療を選択。上下顎の叢生(ガタガタ)は、ワイヤー装置による歯列の拡大とIPR(歯と歯の間を削り、すき間をつくる処置)にて解消する。

 


上顎前突症例  <上顎第一小臼歯抜歯矯正治療> 2015.10.17

【主訴】出っ歯を治したい。口元が出ているのが気になる。

【主な症状】上顎前歯の前突(上の前歯が出ている状態)/下顎前歯部叢生(ガタガタ)/口唇閉鎖不全(口が閉じにくい)

【抜歯部位】上顎両側第一小臼歯2本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】口元のバランスと上顎前歯の傾斜、叢生量を考慮し、上顎両側第一小臼歯2本抜歯による矯正治療を選択。

 


交叉咬合症例 <矯正用インプラントを併用した非抜歯矯正治療> 2015.8.1

【主訴】上の歯が内側にあり、前歯で噛めないのが気になる。

【主な症状】両側交叉咬合(クロスバイト)/大臼歯Class Ⅲ(下の歯が前に出ている状態)/上下顎前歯部叢生(ガタガタがある)/開咬(オープンバイト)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下顎歯列幅径のズレと上下顎前歯部の叢生量(ガタガタの度合い)、左右大臼歯関係を考慮し、矯正用インプラントと拡大装置を併用した非抜歯による矯正治療を選択。

 


過盖咬合症例 <上下顎第一小臼歯抜歯矯正治療>

【主訴】前歯のガタガタとかみ合わせを治したい。

【主な症状】過盖咬合(ディープバイト)/下顎前歯部叢生(ガタガタ)/上顎左側前歯の前突(前に出ている状態)

【抜歯部位】上下顎両側第一小臼歯4本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】口元のバランスと上顎前歯の傾斜、下顎前歯の叢生量(ガタガタの度合い)を考慮し、上下顎両側第一小臼歯4本抜歯による矯正治療を選択。

 


開咬症例 <顎間ゴムを併用した上下顎第一小臼歯抜歯矯正治療>

【主訴】前歯で噛めない。上下のガタガタが気になる。

【主な症状】前歯部開咬(オープンバイト)/上下顎前歯部重度叢生(ガタガタ)/臼歯部交叉咬合(側方クロスバイト)/正中のズレ

【抜歯部位】上下顎両側第一小臼歯4本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下顎前歯の傾斜、叢生量(ガタガタの度合い)と上下顎正中線のズレを考慮し、顎間ゴム(エラスティック)を併用した上下顎第一小臼歯4本抜歯による矯正治療を選択。

 


上下顎前突症例 <矯正用インプラントを併用した上下顎第一小臼歯抜歯矯正治療>

【主訴】口元が出ているのが気になる。口が閉じにくい。

【主な症状】上下顎前歯の前突(前に出ている状態)/口唇の突出

【抜歯部位】上下顎両側第一小臼歯4本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】口元のバランスと上下顎前歯の傾斜を考慮し、矯正用インプラントを併用した上下顎両側第一小臼歯4本抜歯による矯正治療を選択。

 


上顎前突症例  <上顎第一小臼歯抜歯矯正治療>

【主訴】口が閉じにくい、前歯のねじれが気になる。

【主な症状】上顎前歯の前突(前に出ている状態)/上顎前歯部叢生(ガタガタ)/口唇閉鎖不全(口が閉じにくい)

【抜歯部位】上顎第一小臼歯2本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】口元のバランスと上顎前歯の傾斜、叢生量を考慮し、上顎両側第一小臼歯2本抜歯による矯正治療を選択。

 


空隙歯列症例 <非抜歯矯正治療> 2015.7.30

【主訴】前歯のすき間と八重歯が気になる。

【主な症状】上顎前歯部正中離開(上の前歯の真ん中に隙間がある)/上顎右側犬歯低位唇側転位(八重歯)/下顎前歯部軽度叢生(ガタガタ)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】口元のバランスと上顎正中の空隙(すき間)、上顎右側犬歯の転位、下顎の叢生量(ガタガタの度合い)を考慮し、非抜歯矯正治療を選択。

 


叢生症例 <ワイヤー装置とマウスピース装置を併用した上下顎第一小臼歯抜歯矯正治療> 2015.7.29

【主訴】上下の八重歯を治したい。

【主な症状】上下顎重度叢生(ガタガタ)/左側大臼歯Class Ⅱ(上の奥歯が前に出ている状態)/左側臼歯部交叉咬合(クロスバイト)

【抜歯部位】上下顎両側第一小臼歯4本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下顎の叢生量(ガタガタの度合い)が重度のため、部分的にワイヤー装置を併用した上下顎第一小臼歯4本抜歯によるマウスピース矯正治療(インビザライン)を選択。

 


交叉咬合症例 <顎矯正手術を併用した上顎第一小臼歯抜歯矯正治療> 2015.7.7

【主訴】顎のズレと反対咬合が気になる。

【主な症状】顔面非対称(顔が曲がっている状態)/左側交叉咬合(クロスバイト)/左側反対咬合(受け口)/上下顎前歯部叢生(ガタガタ)/正中線の重度のズレ

【抜歯部位】上顎両側第一小臼歯2本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】骨格的な前後左右のズレと上下顎の叢生量(ガタガタの度合い)、上下顎前歯の傾斜を考慮し、顎矯正手術を併用した上顎第一小臼歯2本抜歯による外科矯正治療を選択。

 


上下顎前突症例 <上下顎第一小臼歯抜歯矯正治療>

【主訴】前歯のガタガタと口元が出ているのを治したい。

【主な症状】上下顎前歯の前突(前に出ている状態)/上下顎前歯部叢生(ガタガタ)/口唇の突出(口元が出ている状態)/正中のズレ

【抜歯部位】上下顎両側第一小臼歯4本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】口元のバランスと上下顎前歯の傾斜と叢生量(ガタガタの度合い)を考慮し、上下顎両側第一小臼歯4本抜歯矯正治療を選択。

 


過盖咬合症例 <上顎第一小臼歯抜歯矯正治療>

【主訴】出っ歯と深い噛み合わせを治したい。

【主な症状】過盖咬合(ディープバイト)/上顎前歯の前突(上の歯が前に出ている)/咬合平面の傾斜(歯並びが曲がっている)/ガミースマイル傾向(歯茎が良く見える状態)

【抜歯部位】上顎両側第一小臼歯2本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】口元のバランスと上顎前歯の傾斜、左右大臼歯関係を考慮し、上顎両側第一小臼歯2本抜歯による矯正治療を選択。