下顎前突症例 <遠方からの通院患者へインビザラインにて対応を行った非抜歯矯正治療> 2019.11.6

 

【主訴】 受け口を治して見た目も改善したい。前歯でものが噛めない。仕事でいろんなところへ出張が多いので通院が少なく、トラブルが少ない治療法がいい

【主な症状】 下顎前突

【抜歯部位】 なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます

 


上下顎前突症例 <叢生と口元の前突を伴う上下顎前突に対する抜歯矯正治療> 2019.10.13

 

【主訴】 口元を下げたい。結婚式があるのでそれまでに前歯が出ているのとガタガタな前歯を綺麗にしたい

【主な症状】 上下顎前突

【抜歯部位】 上下顎両側第一小臼歯4本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます

 


空隙歯列症例 <過蓋咬合および正中離開を伴う空隙歯列に対する非抜歯矯正治療> 2019.9.24

 

【主訴】 上の前歯のすき間が目立つのを治したい。前歯が前に出ていて下の歯が見えないのが気になる。口元も改善できるのなら良くしたい

【主な症状】 空隙歯列

【抜歯部位】 なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます

 


叢生症例 <下顎乳臼歯晩期残存および第2小臼歯埋伏を伴う上下顎前歯部叢生に対する非抜歯矯正治療> 2019.9.8

 

【主訴】 上下の前歯のデコボコが気になる。左下に乳歯が残っていて永久歯が出てきてない。発音も少ししにくいのでその点も治したい

【主な症状】 叢生

【抜歯部位】 なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます

 


過盖咬合症例 <重度叢生を併う過蓋咬合に対する非抜歯矯正治療> 2019.8.7

 

【主訴】 八重歯とガタガタの歯並びが気になる。歯ブラシがしにくく、むし歯にならないかも心配。

【主な症状】過蓋咬合

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます

 


叢生症例 <上下顎前歯部叢生に対する非抜歯矯正治療> 2019.6.18

【主訴】上下前歯のガタガタが気になる。下の親知らずのせいでズレている気がする。

【主な症状】上下顎前歯部叢生(ガタガタ)/下顎前歯軽度唇側傾斜(下の前歯が前方にやや傾斜している状態)/下顎両側第3大臼歯埋伏(下の親知らずが潜っている状態)

【抜歯部位】 なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下前歯部に中等度の叢生が認められる。また、上下前歯の歯軸は下顎に軽度唇側傾斜が認められ、上下顎歯列弓はやや狭窄している。そして下顎両側第3大臼歯の埋伏がレントゲン写真にて認められる。そこで上下顎前歯の叢生量(ガタガタの度合い)と前歯の歯軸傾斜、歯列の拡大量を考慮し、上下顎歯列の側方拡大とIPR(歯を0.5mm以内削ってスペースを作る処置)によってスペースを作る非抜歯矯正治療を選択。前歯が唇側へ極力傾斜しないよう側方拡大とIPR(歯を0.5mm以内削ってスペースを作る処置)を積極的に行った。

 


上顎前突症例  <上顎の後方移動を行った非抜歯矯正治療> 2019.5.29

【主訴】上の出っ歯を治したい。口元をきれいにしたい。

【主な症状】骨格性下顎後退(下アゴが後方に位置している状態)/上下顎前歯唇側傾斜(上下の前歯が前方に傾斜している状態)/上下顎前歯叢生(上下の前歯がガタガタになっている)/上顎右側大臼歯 Class II(左上の奥歯が前方に位置している状態)/口唇閉鎖不全(口が閉じにくい)/正中線のズレ

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下前歯の前突および口唇の突出が主訴であり、上下前歯に叢生も認められる。また、左右の奥歯のかみ合わせが前後的にずれているため上下前歯の正中が不一致になっている。口元の変化や前歯の傾斜の予測から抜歯プランと非抜歯プラン両方を検討したが、患者様と相談の上、IPR(ディスキング)および上顎右側大臼歯の後方移動を併用する非抜歯による矯正治療を計画した。歯列の拡大とIPR(ディスキング)および右側大臼歯を後方移動して獲得したスペースを利用し、前歯の後方移動を行い、上下前歯の傾斜を正常にした。その際、マウスピース型矯正装置(インビザライン)に顎間エラスティックを併用した。

 


叢生症例 <上下顎前歯部叢生に対する非抜歯矯正治療> 2019.5.15

【主訴】下の前歯の凸凹が気になる。左右の噛み合わせがズレている気がする。

【主な症状】上下顎前歯部叢生(ガタガタ)/上下顎前歯軽度唇側傾斜(上下の前歯が前方にやや傾斜している状態)/左側大臼歯 Class III(左下の奥歯が前方に位置している状態)/正中線のズレ

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下前歯部に中等度の叢生が認められる。また、上下前歯の歯軸は軽度唇側傾斜が認められ、上下顎歯列弓がやや狭窄している。そして左側奥歯のかみ合わせが前後的にややずれているため上下前歯の正中が不一致になっている。そこで上下顎前歯の叢生量(ガタガタの度合い)と前歯の歯軸傾斜、歯列の拡大量を考慮し、上下顎歯列の側方拡大とIPR(歯を0.5mm以内削ってスペースを作る処置)によってスペースを作る非抜歯矯正治療を選択。左側奥歯の前後的位置を改善し、正中を合わせるためマウスピース型矯正装置(インビザライン)に顎間エラスティックを併用した。

 


上顎前突症例  <拡大と片側の遠心移動を行った非抜歯矯正治療> 2019.3.27

【主訴】上の出っ歯が気になる。下の前歯のでこぼこを治したい。口が少し閉じにくい。

【主な症状】骨格性上顎前突(上アゴが前方に位置している状態)/上下顎前歯唇側傾斜(上下の前歯が前方に傾斜している状態)/上下顎前歯叢生(上下の前歯がガタガタになっている)/上下顎狭窄歯列弓(上下の歯のアーチが狭くなっている状態)/上顎右側大臼歯 Class II(左上の奥歯が前方に位置している状態)/口唇閉鎖不全(口が閉じにくい)/正中線のズレ

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下前歯の前突および下顎前歯部の叢生が主訴であり、上下顎歯列弓が狭窄している。また、左右の奥歯のかみ合わせが前後的にずれているため上下前歯の正中が不一致になっている。そこで、歯列の拡大とIPR(ディスキング)および上顎右側大臼歯の後方移動を併用することで非抜歯による矯正治療を計画した。拡大とIPR(ディスキング)および右側大臼歯を後方移動して獲得したスペースを利用し、前歯の後方移動を行い、上下前歯の傾斜を正常にした。その際、マウスピース型矯正装置(インビザライン)に顎間エラスティックを併用した。

 


叢生症例 <上下顎前歯部叢生に対する非抜歯矯正治療> 2019.2.6

【主訴】上下の前歯のガタガタが気になる。歯磨きがしにくい。

【主な症状】上下顎前歯部叢生(ガタガタ)/上下顎前歯軽度唇側傾斜(上下の前歯が前方にやや傾斜している状態)/口元の軽度前突(口元がやや出ている状態。口唇閉鎖時にやや唇に緊張がある状態)/正中線のズレ

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下前歯部に中等度の叢生が認められる。また、上下前歯の歯軸は軽度唇側傾斜が認められ、口唇閉鎖時にやや口唇部に緊張がみられる。そのため、上下顎前歯の叢生量(ガタガタの度合い)と前歯の歯軸傾斜、歯列の拡大量を考慮し、上下顎歯列の側方拡大とIPR(歯を0.5mm以内削ってスペースを作る処置)によってスペースを作る非抜歯矯正治療を選択。口元を考慮し前歯の位置はできるだけ後方へ移動させる。

 


鋏状咬合症例 <叢生および過蓋咬合を伴う鋏状咬合に対する非抜歯矯正治療> 2018.12.26

【主訴】下の歯並びが気になる。噛みにくいのでかみ合わせを良くしたい。

【主な症状】右側第2大臼歯鋏状咬合(上下の歯がすれ違いかみ合っていない状態)/過盖咬合(ディープバイト)/上下顎歯列弓狭窄(上下の歯列が狭くなっている状態)/下顎歯列重度叢生(ガタガタ)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】右側第2大臼歯が鋏状咬合になっておりかみ合っていない。また、上下顎歯列弓が狭窄しており下顎の歯列に重度の叢生が認められ、下顎前歯の歯軸が舌側(内側)に傾斜していることにより、過盖咬合(ディープバイト)が認められる。そのため、上下顎前歯の叢生量(ガタガタの度合い)と前歯の歯軸傾斜、歯列の拡大量を考慮し、上下顎歯列の側方拡大とIPR(歯を0.5mm以内削ってスペースを作る処置)によってスペースを作る非抜歯矯正治療を選択。
口元を考慮し下顎前歯の位置は現状より少し唇側(外側)へ傾斜させることで、バイトオープン(ディープバイトの改善)を行う。両側の大臼歯関係(奥歯の位置関係)は現状を維持する。

 


空隙歯列症例 <矯正治療の後戻りに対する非抜歯矯正治療> 2018.11.13

【主訴】以前矯正治療をしていた歯がずれてきた。隙間が気になる。

【主な症状】下顎前歯部空隙(下の前歯に隙間がある)/下顎前歯部軽度叢生(ガタガタ)/上下顎歯列正中のずれ(上下前歯の正中がずれている状態)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】過去に小学生頃から高校生にかけて上下顎第1小臼歯抜歯による矯正治療を行っていた。時間の経過と共に下顎の前歯部に叢生と空隙が生じている状態である。その他の咬合は問題を認めないため、下顎のみを矯正する部分矯正治療を選択。前歯の移動については、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を下顎のみに使用する。

 


過盖咬合症例 <上下顎前歯部叢生を併う過蓋咬合に対する非抜歯矯正治療> 2018.9.21

【主訴】上下の前歯のガタガタと過蓋咬合を改善したい。

【主な症状】過盖咬合(ディープバイト)/上下顎前歯舌側傾斜(上下前歯が内側に傾斜している状態)/上下顎前歯部重度叢生(ガタガタ)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下顎前歯部に重度の叢生が認められる。また、上下前歯の歯軸が舌側(内側)に傾斜していることにより、過盖咬合(ディープバイト)が認められる。そのため、上下顎前歯の叢生量(ガタガタの度合い)と前歯の歯軸傾斜、歯列の拡大量を考慮し、上下顎歯列の側方拡大とIPR(歯を0.5mm以内削ってスペースを作る処置)によってスペースを作る非抜歯矯正治療を選択。
口元を考慮し前歯の位置は現状より少し唇側(外側)へ傾斜させることで、バイトオープン(ディープバイトの改善)を行う。両側の大臼歯関係(奥歯の位置関係)は現状を維持する。

 


叢生症例 <下顎前歯部叢生に対する部分矯正治療> 2018.9.8

【主訴】下の前歯のでこぼこがずっと気になっていたので綺麗にしたい。その部分の歯磨きもしにくい。

【主な症状】下顎前歯部軽度叢生(ガタガタ)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】下の前歯部の叢生による審美的な問題および、ブラッシングがしにくいというセルフメンテナンスにおける問題が認められた。臼歯部の咬合には問題がなく、上顎の歯列は特に異常が認められないので、下顎前歯のみの部分矯正治療を選択。下顎のみマウスピース装置(インビザライン)を使用し、IPR(ディスキング)により叢生を改善する。

 


上下顎前突症例 <叢生と口元の前突を伴う上下顎前突に対する抜歯矯正治療> 2018.8.13

【主訴】上下前歯のガタガタと口もとが出ているのが気になる。

【主な症状】上下顎前歯唇側傾斜(上下の前歯が前方に傾斜している状態)/上下顎前歯叢生(上下の前歯がガタガタになっている)/上下顎狭窄歯列弓(上下の歯のアーチが狭くなっている状態)/上下顎左側第2大臼歯シザースバイト(左側の奥歯がすれ違って噛んでいない状態)/上下顎 Tooth material 過大(上下の歯が大きい)/口唇閉鎖不全(口が閉じにくい)/正中線のズレ

【抜歯部位】上下顎両側第二小臼歯4本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下の前歯の叢生および口元の前突が主訴であり、上下顎歯列弓が狭窄している。上下顎前歯の唇側傾斜と歯の幅径も大きいため、上下顎小臼歯を4本抜歯し、上下顎前歯の叢生の改善と後方移動により口元の前突の改善を計画した。また、歯列の拡大とIPR(ディスキング)を併用することでより多くのスペースを獲得し、可及的に前歯を後方移動させる。抜歯部位は補綴部位を考慮し、上下顎両側第2小臼歯を選択。そのため、抜歯したスペースに大臼歯が前方へ移動しやすくなるため、上下顎に4本の矯正用インプラントアンカーを植立し、抜歯スペースを上下顎前歯の後方移動に最大限利用し、通常より多く下げることで前歯の傾斜を正常にして口元の前突感を解消する。上下顎正中のズレも同時に改善する。

 


過盖咬合症例 <欠損歯による上下正中のずれを併う過蓋咬合に対する抜歯矯正治療> 2018.7.3

【主訴】過去に2本抜歯をされたため、上下の前歯の正中が大きくズレているので治したい。下の歯のガタガタも気になる。

【主な症状】過盖咬合(ディープバイト)/上顎右側第1小臼歯および下顎左側第1小臼歯欠損(右上および右下の小臼歯が無い状態)/上顎正中の右方偏位(上の前歯の正中が右にズレている状態)/下顎正中の左方偏位(下の前歯の正中が左にズレている状態)/上下顎前歯部軽度叢生(ガタガタ)/右側大臼歯関係Ⅱ級(上の奥歯が下の奥歯より前に位置している状態)

【抜歯部位】上顎左側第一小臼歯1本、下顎右側第一小臼歯1本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】過去に一般歯科医院にて叢生を改善するために上顎右側第1小臼歯および下顎左側第1小臼歯を抜歯していた。しかし、その影響により上下正中の大きなズレ(歯1.5本分のズレ)が認められる。また、左右の大臼歯関係も異なり、前歯部に中等度の叢生が認められる。上下前歯の歯軸は標準であるが、軽度過盖咬合(ディープバイト)が認められる。そのため、上下正中の改善および上下顎前歯の叢生量(ガタガタの度合い)と前歯の歯軸傾斜、大臼歯関係の改善を考慮し、上顎左側第1小臼歯および下顎右側第1小臼歯抜歯によって歯数を合わせ、正中の偏位を改善する矯正治療計画を選択。口元を考慮し前歯の位置は現状より唇側へ傾斜しないよう注意しながらバイトオープン(ディープバイトの改善)を行う。右側の大臼歯関係は上顎の遠心移動にて改善する。

 


叢生症例 <上下顎前歯部叢生に対する非抜歯矯正治療> 2018.6.13

【主訴】上下の前歯のガタガタが気になるので綺麗にしたい。笑った時に前歯の歯並びが気になって恥ずかしい。

【主な症状】上下顎歯列弓の狭窄(上下の歯並びが狭くなってきている)/上下顎前歯部叢生(ガタガタ)/切端咬合(前歯の前後差が少ない咬み合わせ)/口元の軽度前突(口元がやや出ている状態。口唇閉鎖時にやや上唇部に緊張がある状態)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下顎の歯列が狭窄し、上下前歯部に中等度の叢生が認められる。また、上下前歯の歯軸は軽度唇側傾斜が認められ、口唇閉鎖時にやや上唇部に緊張がみられる。そのため、上下顎前歯の叢生量(ガタガタの度合い)と前歯の歯軸傾斜、歯列の拡大量を考慮し、上下顎歯列の側方拡大とIPR(歯を0.5mm以内削ってスペースを作る処置)によってスペースを作る非抜歯矯正治療を選択。口元を考慮し前歯の位置は現状より唇側へ傾斜しないよう注意する。

 


上顎前突症例  <インビザライン による拡大と遠心移動を併用した非抜歯矯正治療> 2018.5.2

【主訴】上の前歯が出ている。右下の奥歯が内側に入っていて舌が当たって痛い。

【主な症状】骨格性下顎後退(下アゴが後ろに下がっている状態)/上下顎前歯唇側傾斜(上下の前歯が前方に傾斜している状態)/上下顎前歯叢生(上下の前歯がガタガタになっている)/上下顎狭窄歯列弓(上下の歯のアーチが狭くなっている状態)/上下顎臼歯部交叉咬合(上下の歯の噛み合わせが逆になっている状態)/上顎左側第2大臼歯欠損(左上の奥歯が無い状態)/口唇閉鎖不全(口が閉じにくい)/正中線のズレ

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上の前歯の前突および下顎臼歯部の舌側傾斜が主訴であり、上下顎歯列弓が狭窄している。そのため、歯列の拡大とIPR(ディスキング)および上顎左側大臼歯の後方移動を併用することで非抜歯による矯正治療が可能と判断した。拡大とIPR(ディスキング)にて獲得したスペースを利用し、上顎前歯の後方移動を行うことで前歯の傾斜を正常にして口元の前突感も解消する。下顎臼歯部の舌側傾斜による舌の痛みは下顎歯列弓の拡大で改善する。

 


叢生症例 <上下顎4本抜歯矯正後の後戻りによる叢生に対する非抜歯矯正治療> 2018.4.7

【主訴】中高生の頃に矯正をしたが保定装置(リテーナー)を使用していなかったので後戻りでガタガタが出てきたのでまた綺麗に戻したい。

【主な症状】上下顎歯列弓の狭窄(上下の歯並びが狭くなってきている)/上下顎歯列叢生(ガタガタ)/上顎正中左方偏位(上の前歯の正中が左にズレている・傾斜している)/上下顎両側第1小臼歯既抜(上下の4番目の歯4本がすでに抜歯されている状態)

【抜歯部位】なし(過去の矯正治療にて抜歯されている)

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】過去に抜歯矯正による矯正治療を経験しており、上下顎両側第1小臼歯が無い状態である。そして、保定装置を使用しなかった影響により上下顎の歯列が狭窄し、叢生が再発している。正中に関しても上顎の正中が下顎正中に対して左方に偏位している。そのため、上下顎前歯の叢生量(ガタガタの度合い)と上顎正中を右側に移動する事を考慮し、上下顎歯列の拡大とIPR(歯を0.5mm以内削ってスペースを作る処置)によってスペースを作る非抜歯矯正治療を選択。

 


空隙歯列症例 <正中離開を伴う上下顎前突に対する非抜歯矯正治療> 2018.3.18

【主訴】前歯のすき間と口元が出ているのが気になる。

【主な症状】上顎前歯部正中離開(上の前歯の真ん中に隙間がある)/上下顎前歯唇側傾斜(上下の前歯が前方に傾斜している状態)/右側大臼歯Class III(右側奥歯の咬み合わせの位置関係がずれている。下の奥歯の方が前に位置している状態)/下顎前歯部軽度叢生(ガタガタ)/口唇閉鎖不全(口が閉じにくい)

【抜歯部位】なし(過去の矯正治療にて抜歯されている)

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】口元のバランスと上顎正中の空隙(すき間)、上下前歯の傾斜や突出度合い、下顎の叢生量(ガタガタの度合い)を考慮し、右下の奥歯を後方に移動させる非抜歯矯正治療を選択。奥歯の後方移動に際しては、マウスピース矯正装置(インビザライン)と顎間エラスティックを併用する。上顎正中の空隙(すき間)は審美面と患者様の希望を考慮し、治療序盤に閉鎖する。前歯を後方移動させることにより口元の改善も行う。

 


叢生症例 <埋伏歯と先天欠如を伴う重度叢生症例に対する抜歯矯正治療> 2018.1.10

【主訴】でこぼこの歯並びをきれいにしたい。ものが噛みにくい。

【主な症状】上下顎歯列重度叢生(ガタガタが強い)/上顎右側犬歯埋伏(右上の犬歯が骨の中に埋まって出てこれない状態)/大臼歯関係Ⅱ級(上顎の奥歯が下顎の奥歯よりも前方に位置している)/上顎左側第2小臼歯欠損(左上の小臼歯が無い状態)/正中のズレ(真ん中が合っていない)

【抜歯部位】上顎右側第二小臼歯1本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上顎右側犬歯が埋伏しているため、まずは開窓牽引を行う。牽引はNanceのホールディングアーチにアームを設計し、そこから犬歯を引っ張る。上顎右側犬歯牽引後、大臼歯関係と上下顎の叢生量、先天欠如歯の位置および前歯の歯軸を考慮し、上顎右側第2小臼歯抜歯による矯正治療を行う。下顎はIPR(ディスキング)を行うことでスペースを確保し、非抜歯にて改善する。正中のズレの改善のため顎間ゴム(エラスティック)を併用する。

 


上顎前突症例  <左右非対称のため上顎第一小臼歯1本のみの抜歯矯正治療> 2017.11.14

【主訴】上下の真ん中がズレている。出っ歯を治したい。

【主な症状】軽度骨格性下顎後退(下顎が小さい、後ろに下がっている状態)/上顎正中の左方偏位(上の前歯の正中が右にズレている状態)/上下顎前歯の前突(上下の前歯が唇側に傾斜している状態)/上下顎前歯部軽度叢生(ガタガタ)/口唇閉鎖不全(口が閉じにくい)

【抜歯部位】上顎左側第一小臼歯1本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下正中のズレを伴う下顎後退による上顎前突であり、上顎正中が右に偏位しているため上顎左側第一小臼歯1本抜歯による矯正治療を選択。抜歯したスペースを上顎前歯の後方移動と左方移動に利用する。それにより前歯の傾斜を正常にして口元の前突感を解消する。前歯の移動量が多いため、臼歯の前方への移動を抑えながら抜歯スペースを閉鎖する。下顎にはIPR(ディスキング・歯と歯の間を削り隙間を作る処置)を行い、上下顎正中のズレと下顎前歯の傾斜も同時に改善する。

 


上下顎前突症例 <叢生を伴う狭窄歯列に対する非抜歯矯正治療> 2017.10.25

【主訴】上下の前歯がデコボコなのが気になる。

【主な症状】骨格性下顎後退(下アゴが下がっている状態)/下顎前歯唇側傾斜(下の前歯が前に傾斜している状態)/上下顎前歯叢生(上下の前歯がガタガタになっている)/上下顎狭窄歯列弓(上下の歯のアーチが狭くなっている状態)/口唇閉鎖不全(口が閉じにくい)/正中線のズレ

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下の前歯の叢生が主訴であり、上下顎歯列弓が狭窄している。そのため、歯列の拡大とIPR(ディスキング)を併用しすることで非抜歯による矯正治療が可能と判断した。拡大とIPR(ディスキング)にて獲得したスペースを利用し、上下顎前歯の後方移動を行うことで前歯の傾斜を正常にして口元の前突感も解消する。上下顎正中のズレと上下顎前歯の傾斜も同時に改善する。

 


叢生症例 <八重歯を伴う叢生に対する片顎抜歯矯正治療> 2017.10.3

【主訴】八重歯と上下前歯の歯並びを治したい。笑った時の歯並びが気になる。

【主な症状】上顎右側犬歯低位唇側転位(八重歯)/上下顎前歯叢生(ガタガタ)/大臼歯関係Ⅱ級(上顎の奥歯が下顎の奥歯よりも前方に位置している)/上顎前歯の形態不良(前歯の形がすり減っていて不自然になっている)/上下顎正中線のズレ(上下の前歯の正中がズレている状態)/口唇閉鎖不全(唇が閉じにくい)

【抜歯部位】上顎両側第一小臼歯2本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】大臼歯関係がⅡ級であり、著しい上下顎に叢生と犬歯低位唇側転位(八重歯)が認められる。上下顎前歯の叢生量(ガタガタの度合い)と前歯の歯軸と口元を考慮し、上顎両側第1小臼歯2本抜歯による抜歯矯正治療を選択。上顎右側の犬歯低位唇側転位(八重歯)と上顎の叢生(ガタガタ)は、抜歯スペースを利用して解消する。犬歯の位置が上方にあり、マウスピース型矯正装置(インビザライン)では覆うのが難しく歯の移動が不正確になる可能性が高かったため最初セクショナルワイヤー(部分ワイヤー)を併用した。犬歯が歯列に動いた後、マウスピース型矯正装置(インビザライン)に移行した。

 


叢生症例 <矯正治療後の後戻りに対する下顎前歯のみの部分矯正治療> 2017.8.25

【主訴】矯正治療して時間が経っていて下の前歯に後戻りによるガタガタが出てきたので治したい。

【主な症状】下顎前歯部軽度叢生(ガタガタ)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】10年以上前に近くの矯正歯科で抜歯矯正を行った既往あり。リテーナーを無くしてそのままにしていたら少し叢生が出てきたため下顎前歯のみの部分矯正治療を選択。上顎の歯列は特に異常が認められないので、下顎のみマウスピース装置(インビザライン)を使用し改善する。

 


下顎前突症例 <インビザラインによる遠心移動にて改善を行った非抜歯矯正治療> 2017.8.8

【主訴】反対咬合と顎の曲がりを治したい。

【主な症状】骨格性下顎前突(下顎が大きい・受け口)/下顎前歯舌側傾斜(下の前歯が内側に倒れている状態)/上下顎前歯部叢生(ガタガタがある状態)/正中のズレ(真ん中が合っていない)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】下顎の親知らずが無く、大臼歯関係がⅢ級のため、インビザラインと顎間エラスティックを併用した非抜歯矯正治療を行う。受け口については下顎の歯を遠心(後方)に移動させながら噛み合わせを改善する。

 


上顎前突症例  <矯正用インプラントアンカーを併用した上顎第一小臼歯抜歯矯正治療> 2017.7.25

【主訴】口元が出ている。出っ歯を治したい。

【主な症状】骨格性下顎後退(下顎が小さい、後ろに下がっている状態)/骨格性顔面非対称(下顎が左側に偏位している状態)/過蓋咬合(噛み合わせが深く下の前歯が隠れている)/上顎前歯の前突(上の前歯が唇側に傾斜している状態)/上下顎前歯部軽度叢生(ガタガタ)/口唇閉鎖不全(口が閉じにくい)

【抜歯部位】上顎両側第一小臼歯2本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】骨格性の下顎後退による上顎前突であり、上下顎前歯の前後差が強いため上顎両側第一小臼歯2本抜歯による矯正治療を選択。抜歯したスペースを上顎前歯の後方移動に最大限利用し、通常より多く下げることで前歯の傾斜を正常にして口元の前突感を解消する。そのため上顎に2本の矯正用インプラントアンカーを植立し、臼歯の前方への移動を抑えながら抜歯スペースを閉鎖する。下顎にはIPR(ディスキング・歯と歯の間を削り隙間を作る処置)を行い、上下顎正中のズレと下顎前歯の傾斜も同時に改善する。

 


叢生症例 <奥歯の骨が少ないため他院で治療困難と診断された部分矯正治療> 2017.4.29

【主訴】上下前歯の歯並びを治したい。

【主な症状】上下顎前歯部叢生(上下の前歯がガタガタ)/過蓋咬合(ディープバイト)/上顎前突 Angle Ⅱ 級(下顎が後退している状態)/臼歯部歯槽骨の菲薄(奥歯の骨が少ない状態)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】かみ合わせが深く、上下顎前歯の叢生と下顎骨の後退が認められる。レントゲン写真において上顎洞底線が低く、大臼歯部の歯槽骨が少ないため他院では矯正治療困難とされた。これらを踏まえ、臼歯は動かさず前歯の叢生と過蓋咬合の改善のみに絞る治療プランを計画した。審美的な仕事への影響と治療計画を考慮し、マウスピース矯正(インビザライン)を選択。

 


上下顎前突症例 <口元を後退させた上下顎第一小臼歯抜歯矯正治療> 2017.4.11

【主訴】口元が出ているのが気になる。

【主な症状】上顎前歯唇側傾斜(前に出ている状態)/上顎側切歯舌側転位(2番目の前歯が内側に入っている)/口唇閉鎖不全(口が閉じにくい)/正中線のズレ

【抜歯部位】上下顎両側第一小臼歯4本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】口元の前突感が1番の主訴であったため、口元のバランスを考慮し上下顎両側第一小臼歯4本抜歯による矯正治療を選択。抜歯したスペースを利用し、上下顎前歯の後方移動を通常より多く行うことで前歯の傾斜を正常にして口元の前突感を解消する。そのためにも大臼歯には加強固定を行い、前方への移動を抑えながら抜歯スペースを閉鎖する。上下顎正中のズレと上下顎前歯の傾斜も同時に改善する。

 


開咬症例 <遠方のため定期通院が困難な患者に対する非抜歯矯正治療> 2017.3.30

【主訴】前歯にすき間があり、食べ物が咬みにくい。前歯の段差が気になる。

【主な症状】前歯部開咬(オープンバイト)/上下顎前歯部軽度叢生(ガタガタ)/上顎歯列弓狭窄(上顎の歯列のアーチが狭くなっている状態)/上顎前歯翼状捻転(上の前歯がハの時に捻れている状態)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下顎前歯の傾斜、叢生量(ガタガタの度合い)を考慮し、非抜歯矯正治療を選択。県外の進学校に通っており寮生活で定期的な通院や緊急時の来院が難しいため、通院回数が少なくトラブルの少ないインビザラインによるマウスピース矯正を選択。前歯部開咬(オープンバイト)は上顎前歯を挺出させることで改善する。上下顎前歯の叢生と歯列弓狭窄は歯列の拡大とIPR(歯と歯の間を削ってスペースを作る処置)にて改善する。