矯正中の正しいマウスピース洗浄方法 2025.11.17
こんにちは。
アールエフ矯正歯科です。
マウスピース矯正(インビザラインなど)を始めると、
毎日のマウスピースのお手入れがとても大切になります。
「どうやって洗えばいいですか?」
「洗浄剤は必要ですか?」
という質問をよくいただきますので、
今回はマウスピースの正しい洗浄方法と注意点をまとめます。

🧼マウスピースと汚れの関係
マウスピースは1日20時間以上、お口の中に入れて使うため、
・唾液や食べかす
・お口の中の細菌
・たんぱく質汚れ
が付着しやすく、放置するとにおいや変色、虫歯や口臭の原因となることもあります。
毎日のケアで清潔を保つことが、ストレスを減らし快適に矯正を続けるコツです。
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それでは、具体的に清掃方法を見ていきましょう。
交換頻度が1週間に1度の場合
🚰毎日の基本的な洗浄方法(朝・夜)
1. マウスピースを外す
→水で軽くすすぎ、食べかすを落とします。
2. 流水下で洗う(熱湯NG)
→マウスピースはプラスチックのため、熱湯は変形の原因になるので必ず水で洗います。
3. 柔らかい歯ブラシで優しく磨く
→専用ブラシまたは清潔な歯ブラシを使用し、
歯磨き粉(どの種類でも可)や食器用中性洗剤を使用します。

写真のように、マウスピースが歪まないように手を添えて、
手で持ったところを歯ブラシで磨きます。
マウスピースが手から浮いた状態で磨くと変形の原因になるので、
しっかりとマウスピースを支えて磨きます。
4. しっかりすすいでお口に装着する
💡ポイント:マウスピースは優しい力で、隅々までこすり洗いしましょう
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マウスピースの交換が長め(月1回の交換だったり、
劣化したら交換にしている)に指定されている場合や
リテーナー(矯正が終わった後に使用する、
歯を動かさずその位置をキープするためのマウスピース)を使用している場合
基本的な方法は、先程の1週間に1回の時と変わりません。
しかし、1つのマウスピースを使う期間が長いため、
マウスピースを歯ブラシで磨く際に
研磨剤入りの歯磨き粉を使用すると、
マウスピースに傷がついて細菌が繁殖しやすくなります。
ですので、この場合は研磨剤の入っていないものや食器用中性洗剤を使うようにしましょう。
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🫧週に数回の“洗浄剤ケア”もおすすめ
日常のブラッシングでけではにおいが気になる場合、
週に2〜3回ほどは専用の洗浄剤でしっかり除菌をしましょう。
代表的な洗浄剤には以下のようなものがあります。

マウスピース専用タブレット (小林製薬ホームページより引用)
薬局やバラエティショップで販売しています。
このようなマウスピース洗浄タブレットは
時間をおくだけで簡単に除菌でき、
気になるにおいもスッキリします。
様々な企業から商品が販売されていますので、
それぞれの使用方法に従ってお使いください。

💬 基本的な使い方の目安
1. コップや容器にぬるま湯を入れる
2. 洗浄剤を入れ、タブレットが発泡したことを確認し、マウスピースを製品の指定時間(約15分〜30分)浸ける
3. よくマウスピースを水ですすいで再度お口の中で使用する
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最後にマウスピース管理でやってはいけないNGケアは、
熱湯で洗う(変形の原因)ことや
アルコールや漂白剤を使用することです。
これらはマウスピースの変形の原因となり、矯正治療が適切に行えなくなります。
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その他にも日常的にできる清潔を保つためのちょっとした習慣としては、
• 装着前は歯磨きをする
• ケースも定期的に洗って清潔に保つ
• 外出時は小さな歯ブラシとミニうがいセットを持ち歩く
これらの工夫をすることができます。

まとめ
マウスピース矯正は「正しい洗浄」で快適さが大きく変わります。
毎日のケアを習慣にして、キレイで透明なマウスピースを保ちましょう!
もしマウスピースのにおいや汚れが落ちにくい、
変形してしまったなど気になることがあれば、
当院スタッフまでお気軽にご相談ください😊



