妊娠期のお口のケア 2023.3.16

皆さんこんにちは。

暖かい春の日差しを感じる頃となりましたね✿


さて今回は、妊娠期のお口のケアについて

お話ししようと思います。

 

 

妊娠中は女性ホルモンの作用で、

お口のトラブルが起こりやすくなっています。

唾液がネバネバしてお口の中を洗い流す働きが低下し、

口腔内の細菌が増殖・変化して

虫歯や歯肉炎になりやすくなります。

「妊娠性歯肉炎」という妊婦さんがなる

歯肉炎で、歯茎が腫れやすい状態になっています。

お口のトラブルのリスクを減らすためにも、

妊娠前以上にお口のケアに注意しましょう。

 

 

つわりのために歯磨きができない、

食事の回数が増えるなど、

お口の中の環境を悪化させる要因も増えて、

リスクが高まります。

 

また、妊娠前に歯科医院を受診した際、

親知らずの状態も見てもらいましょう。

虫歯になっていたり、歯肉炎になりそうな場合は、

妊娠前に治療や抜歯をする事をおすすめします。

 


歯周病は早産や低体重児出産の

(体重2500g未満で生まれること)

リスクにもなります。

歯周病が重症になるとお腹の赤ちゃんにも

影響してしまいます。

適切なケアと歯科医院での検診で、

歯周病を予防改善しましょう。

 

 

また、妊活中や妊娠中に

矯正治療が受けられるのかと疑問に

思われる方もいらっしゃいますが、

受けられます♪

そして、ワイヤー矯正よりもマウスピース矯正を

オススメします。

 

理由は、ワイヤー矯正の場合は

ご自身で取り外すことができないので、

つわりや体調不良のときでも歯科医院へ

行かなければ取り外せません。

しかし、マウスピース矯正でしたら

体調が悪いときにご自身ですぐに取り外すことができます。

また、体質が変わることもあるので

金属アレルギーの心配がないといった点も

マウスピース矯正は妊娠中でも安心できます。


妊娠期のケアのポイントです♪

妊娠初期(0〜15週)

つわりがあり歯ブラシを口に

入れられない時は無理せず、

洗口剤などですすぎましょう。

体調が良く磨けそうな時は

ヘッドが小さめの歯ブラシを使い、

出来る範囲内で磨きましょう♪

 

また、つわりがひどくマウスピースの装着が

できなくなってしまう時には無理せずに

外して体調を整えてください。

調子が良い時にまたマウスピースを

装着するようにすれば大丈夫です。

 

 

安定期(16〜27週)

つわりがおさまり安定期に入ったら、

妊産婦歯科検診を受けましょう。

歯肉の腫れや出血、虫歯の痛みなど

異常がある場合はこの時期に受診します。

 

 

体調が安定してきましたら、

マウスピースも通常通り装着します。

 

 

妊娠後期(28〜39週)

正しい歯磨きをしっかり行います。

強い痛みなどの緊急性がない場合は、

出産後の歯科治療を考えましょう。


正しい知識を身につけ、

虫歯などの疾患から歯を守ることは、

お腹の中で育っている赤ちゃんのためにも

とても大切なことです。

歯科健診と日々のケアを行い、

健康なお口で出産に備えましょう☆彡

 

 

また、授乳中の方もご相談ください♪

矯正治療は授乳中でも大丈夫ですか?