上顎前突症例  <左右非対称のため上顎第一小臼歯1本のみの抜歯矯正治療>

【主訴】上下の真ん中がズレている。出っ歯を治したい。

【主な症状】軽度骨格性下顎後退(下顎が小さい、後ろに下がっている状態)/上顎正中の左方偏位(上の前歯の正中が右にズレている状態)/上下顎前歯の前突(上下の前歯が唇側に傾斜している状態)/上下顎前歯部軽度叢生(ガタガタ)/口唇閉鎖不全(口が閉じにくい)

【抜歯部位】上顎左側第一小臼歯1本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下正中のズレを伴う下顎後退による上顎前突であり、上顎正中が右に偏位しているため上顎左側第一小臼歯1本抜歯による矯正治療を選択。抜歯したスペースを上顎前歯の後方移動と左方移動に利用する。それにより前歯の傾斜を正常にして口元の前突感を解消する。前歯の移動量が多いため、臼歯の前方への移動を抑えながら抜歯スペースを閉鎖する。下顎にはIPR(ディスキング・歯と歯の間を削り隙間を作る処置)を行い、上下顎正中のズレと下顎前歯の傾斜も同時に改善する。

 

治療方法 マウスピース型矯正装置 治療期間 22ヶ月
性別 女性 年齢 20代 治療費用 ¥1,085,000+TAX