上顎前突症例 <矯正用インプラントアンカーを併用した上顎第一小臼歯抜歯矯正治療>
【主訴】口元が出ている。出っ歯を治したい。
【主な症状】骨格性下顎後退(下顎が小さい、後ろに下がっている状態)/骨格性顔面非対称(下顎が左側に偏位している状態)/過蓋咬合(噛み合わせが深く下の前歯が隠れている)/上顎前歯の前突(上の前歯が唇側に傾斜している状態)/上下顎前歯部軽度叢生(ガタガタ)/口唇閉鎖不全(口が閉じにくい)
【抜歯部位】上顎両側第一小臼歯2本
【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます
【治療計画】骨格性の下顎後退による上顎前突であり、上下顎前歯の前後差が強いため上顎両側第一小臼歯2本抜歯による矯正治療を選択。抜歯したスペースを上顎前歯の後方移動に最大限利用し、通常より多く下げることで前歯の傾斜を正常にして口元の前突感を解消する。そのため上顎に2本の矯正用インプラントアンカーを植立し、臼歯の前方への移動を抑えながら抜歯スペースを閉鎖する。下顎にはIPR(ディスキング・歯と歯の間を削り隙間を作る処置)を行い、上下顎正中のズレと下顎前歯の傾斜も同時に改善する。
治療方法 | マルチブラケット装置 | 治療期間 | 23ヶ月 | ||||
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性別 | 女性 | 年齢 | 10代 | 治療費用 | ¥835,000+TAX |
