鋏状咬合症例 <叢生および過蓋咬合を伴う鋏状咬合に対する非抜歯矯正治療>

【主訴】下の歯並びが気になる。噛みにくいのでかみ合わせを良くしたい。

【主な症状】右側第2大臼歯鋏状咬合(上下の歯がすれ違いかみ合っていない状態)/過盖咬合(ディープバイト)/上下顎歯列弓狭窄(上下の歯列が狭くなっている状態)/下顎歯列重度叢生(ガタガタ)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】右側第2大臼歯が鋏状咬合になっておりかみ合っていない。また、上下顎歯列弓が狭窄しており下顎の歯列に重度の叢生が認められ、下顎前歯の歯軸が舌側(内側)に傾斜していることにより、過盖咬合(ディープバイト)が認められる。そのため、上下顎前歯の叢生量(ガタガタの度合い)と前歯の歯軸傾斜、歯列の拡大量を考慮し、上下顎歯列の側方拡大とIPR(歯を0.5mm以内削ってスペースを作る処置)によってスペースを作る非抜歯矯正治療を選択。
口元を考慮し下顎前歯の位置は現状より少し唇側(外側)へ傾斜させることで、バイトオープン(ディープバイトの改善)を行う。両側の大臼歯関係(奥歯の位置関係)は現状を維持する。

 

治療方法 マウスピース型矯正装置 治療期間 18ヶ月
性別 女性 年齢 20代 治療費用 ¥1,085,000+TAX