叢生症例 <埋伏歯と先天欠如を伴う重度叢生症例に対する抜歯矯正治療>
【主訴】でこぼこの歯並びをきれいにしたい。ものが噛みにくい。
【主な症状】上下顎歯列重度叢生(ガタガタが強い)/上顎右側犬歯埋伏(右上の犬歯が骨の中に埋まって出てこれない状態)/大臼歯関係Ⅱ級(上顎の奥歯が下顎の奥歯よりも前方に位置している)/上顎左側第2小臼歯欠損(左上の小臼歯が無い状態)/正中のズレ(真ん中が合っていない)
【抜歯部位】上顎右側第二小臼歯1本
【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます
【治療計画】上顎右側犬歯が埋伏しているため、まずは開窓牽引を行う。牽引はNanceのホールディングアーチにアームを設計し、そこから犬歯を引っ張る。上顎右側犬歯牽引後、大臼歯関係と上下顎の叢生量、先天欠如歯の位置および前歯の歯軸を考慮し、上顎右側第2小臼歯抜歯による矯正治療を行う。下顎はIPR(ディスキング)を行うことでスペースを確保し、非抜歯にて改善する。正中のズレの改善のため顎間ゴム(エラスティック)を併用する。
治療方法 | マルチブラケット装置 | 治療期間 | 25ヶ月 | ||||
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性別 | 女性 | 年齢 | 20代 | 治療費用 | ¥835,000+TAX |
