受け口の治療の終わりはどこですか? 矯正治療の効果について

Q.

こどもが受け口でマウスピース矯正をして約1年ほどたちましたが、旅行先でマウスピースをなくしてしまいました。

治療終了まではあと何年かかかると先生にいわれていましたが、受け口は今のところ治っています。マウスピースの作りなおしにまたお金がかかってしまうので、見た目も治っていますし、もし問題ないなら終わりにしたいと考えています。途中でやめてしまうと何か支障はありますでしょうか?

A.

受け口の治療の終わりの設定は非常に難しいです。

 

次の2つの期間は後戻りをしますので、よく注意した方が良いと言われています。

1.前歯が乳歯から永久歯に生え変わる瞬間(6〜8歳)

→まだ生えていない永久歯が受け口である可能性があります。

2.身長が大きく伸びる時期(男子は15歳付近、女子は12歳付近)

→下アゴの成長は上アゴの成長と異なり、身長の伸びのピークで大きくなります。

 

一般的にはご家族に同じような受け口の遺伝要因があるかないかが、強く影響しています。マウスピースを作る作らないに関わらず、一度担当医にチェックをしてもらった方が良いと思います。