マウスピース矯正・インビザラインガイド

マウスピース矯正(マウスピース型矯正装置（インビザライン）)とは、透明なマウスピース型の矯正装置を使用する治療です、ワイヤーを使用する矯正装置と比較すると、付けていることがほとんどわかりません。取り外しも可能なため衛生的で、しゃべり易く、痛みもほとんどないのが特徴です。

※マウスピース型矯正装置（インビザライン）によるマウスピース矯正治療は薬機法適応外です。

治療について
治療の流れ
ご質問
費用

マウスピース矯正なら、従来のワイヤーを用いる矯正と違う5つのメリットがあります。

マウスピースは薄く透明な装置なので、目立ちにくく周りに気付かれにくいのが特徴です。
見た目が気になる方、接客業で目立つ装置はつけたくないという方なども安心してご利用いただけます。
従来型の矯正装置に比べ、比較的痛みが少ないといわれています。その理由の一つとして、ひとつのマウスピースで
動く歯の移動量が0.25mmと決められており、過度な力がかかりにくいことが挙げられます。
取り外しが可能なため、従来型の矯正装置のように装置にプラークが沈着することがなく、歯や歯周組織を健康に
保つことができます。またマウスピース型矯正装置（インビザライン）は歯ブラシで簡単に洗浄することができとても衛生的です。
マウスピース型矯正装置（インビザライン）はプラスチック製のため、金属アレルギーを引き起こす心配がありません。
金属アレルギーで矯正治療を断念した方も、安心して治療を受けていただくことができます。
従来型の矯正装置ですと、葉物は絡みやすく、また餅のような粘着性のあるものはくっつきやすいため、
少なからず煩わしさがあるかと思います。マウスピース型矯正装置（インビザライン）は取り外しが可能ですので普段と変わらず食事が楽しめます。

・どんな症例にも適用できるわけではありません。例えば重度の不正な歯並びには適用できません。
・1日20時間以上、装着していなればいけません。
・10代前半の成長期にある患者様には適しません
・下アゴが小さく噛む力が弱い、またはアゴの位置が不安的な症例の場合には適しません

カウンセリングの上、最適な矯正方法をご提案いたします。まずはお気軽にご相談下さい。

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初診相談・検査

マウスピース型矯正装置（インビザライン）矯正治療に必要な検査を行います。
（口腔内診査、レントゲン撮影、口腔内写真撮影）
矯正医がお口のお悩みをお聞きし、必要な処置や治療期間、費用などをご説明します。
コンサルテーション

診断結果、治療計画や治療期間についての説明を行います。
抜歯やむし歯の処置が必要な場合は他医院への紹介状を作製します。
マウスピースの発注

歯型の精密な印象採得を行い、3Dのシミュレーション（クリンチェック）を作成、治療シュミレーションを承認し、
マウスピース型矯正装置（インビザライン）を発注します。マウスピース型矯正装置（インビザライン）が到着するまで約3～4週間かかります。
マウスピース治療開始

最初のアライナー（マウスピース）を装着し、取り外しの仕方を練習。説明と注意事項をお聞き頂きます。
アライナーを1つお渡しし、次回のご来院は2週間後になります。
その後のご来院で必要があればアタッチメントの装着や歯のサイズの調整（IPR）を行います。
そして次回のご来院までのアライナーを受け取ります。（1〜3ヶ月分）

1日20時間以上の装着。約2週間ごとに次のステップのマウスピース型矯正装置（インビザライン）に患者さま自身で交換して頂きます。
治療期間は症状により異なります。ご来院は1~3ヶ月に1回、約30～60分となります。

マウスピースを装着する前は必ず歯磨きをし、使用中のマウスピースを綺麗に洗浄してから口腔内にセットして下さい。
洗浄は基本的には普通の歯ブラシを使用して行って頂きます。
汚れが気になる時はマウスピース型矯正装置（インビザライン）専用のクリーナーをお勧め致しております。
外出時は必ずマウスピース型矯正装置（インビザライン）の専用のケースを御携帯下さい。
外した時にケースに入れる習慣を身につけることにより、置き忘れの紛失を防ぐことができます。

マウスピース型矯正装置（インビザライン）を補助する目的で使用する顎間ゴムなどを「マウスピース補助装置」といいます。
マウスピース型矯正装置（インビザライン）治療中、必要に応じて使用していただきます。使用状況が歯の動きに影響を与える大切な装置です。
- 顎間エラスティック（ゴム）
  
  上下の歯の咬み合わせを改善、微調整するために使用します。
  アライナーにゴムをひっかけることで矯正力が加わります。
  ゴムは口腔内の側方につけるためほとんど目立ちません。
- Ａｌｉｇｎｅｒ　Ｃｈｅｗｉｅ（アライナー・チュウィー）
  
  アライナーを歯列によりしっかりとフィットさせる為の補助として、装着時に使用します。
  装着時にアライナー・チュウィーを咬むことにより歯を動かす違和感を軽減する効果があります。
  ・装着の都度、チュウイーを全歯列に渡り1分程度、満遍なく噛み込む様に使用します。
  ・新しいステージのアライナーに進む都度、主に最初の3、4日間に使用します。
定期的に歯の動きを確認します。
1～3ヶ月ごとに御来院して頂きマウスピース型矯正装置（インビザライン）使用状況、口腔内の状態を確認します。

1. マウスピース型矯正装置（インビザライン）装着時間、装着状況
2. アタッチメントの有無
3. マウスピース型矯正装置（インビザライン）の適合状態
4. 咬み合わせの状態
5. 口腔の衛生状態
6. 矯正治療に対するモチベーション
7. 次のマウスピース型矯正装置（インビザライン）の適合状態

マウスピース型矯正装置（インビザライン）による治療では、アライナーによる歯の動きを補助する目的で歯に樹脂状の厚さ2mm程度の
突起物（アタッチメント）をつけたり、歯の並ぶスペースを確保するために歯の隣接面を削って歯のサイズを
小さくすることがあります。虫歯になりやすくなったり、痛みがでることはありません。
- アタッチメント
  
  歯の動きを補助する目的で歯に接着する樹脂状の厚さ2mm程度の突起物です。
  歯と同じ色なのでつけていても目立ちません。
- IPR
  
  0.2～0.5mmのスペースを作るために特殊な器具を使用します。
  IPR量は歯のエナメル質の約4分の1程度になります。
  歯に対する影響はほとんどありません。
矯正医が最終的な咬み合わせをチェックします。

1. 歯が計画どおり動いているかを確認。
2. 治療後のレントゲン撮影、口腔内写真撮影。
3. 咬み合わせの確認と調整。

問題がなければ保定期間の開始となり、リテーナー（保定装置）を装着して頂きます。
3～6ヶ月ごとに通院し、歯並びの定期的なチェックを行います。
保定期間は2年間となります。
アライナーの全セット装着が完了し、さらに歯を動かす必要がある場合は
アライナー追加のための型取り（ケースリファイメント）を行ない、治療を継続致します。

1年で終了する場合：トータルの来院回数　計約8〜10日
2年で終了する場合：トータルの来院回数　計約12～15日

注）マウスピース型矯正装置（インビザライン）以外に併用治療が必要な場合はこの限りではありません。

マウスピース型矯正装置（インビザライン）の世界的な治療実績は？

マウスピース型矯正装置（インビザライン）は欧米を含む世界各国で1600万人(2023年９月末時点)を越える患者の矯正治療に使用され、その効果が認められています。米国で実地されたアンケート調査では、マウスピース型矯正装置（インビザライン）による治療を受けた患者様の９０％近くが、治療に「とても満足している／きわめて満足している」と回答しています。マウスピース型矯正装置（インビザライン）はハリウッドスターをはじめ多くの著名人に使用され、米国ではほとんどの方が知っている一般的なマウスピース型矯正装置です。映画「アグリベティー」の中でもマウスピース型矯正装置（インビザライン）の話題が登場しています。
具体的に、どのような治療法ですか？

マウスピース型矯正装置（インビザライン）は従来のワイヤーとブラケットを用いた矯正法とは大きく異なります。厚さ０．５ｍｍのプラスチック性のマウスピースを使用して歯を動かしていきます。少しづつ形のことなるマウスピースを２週間ごとに順次口腔内にセットしていくことにより徐々に理想的な位置へ歯を動かしていきます。アライン社が開発した技術により、患者様の最初の歯型から治療開始から終了までのすべてのマウスピースを一度に作成できます。そのため少ない来院回数で治療ができます。
マウスピース型矯正装置（インビザライン）を使用した矯正治療は痛みがあるのですか？

新しいアライナーを装着した際は違和感や痛みを感じる場合があります。痛みの感覚は人それぞれですが、一度ワイヤーによる矯正を経験された方には歴然とした快適性を実感されると思います。全く矯正の経験のない方にとってはしめつけられるような違和感、たまに軽い痛みのようなものを感じ、不快に思う場合もございますが、２，３日で慣れてきます。
マウスピース型矯正装置（インビザライン）が極端に痛みが少ない理由として、１回のマウスピースで歯を動かす限界量が決められているので、過度に大きな力が歯に加わることがないことと、マウスピースで歯を覆っているので、移動中の上下の歯が直接ぶつかることがないので咬んだときの歯の痛みをやわらげる効果もあるからです。また、従来型の装置のようにブラケットやワイヤーが外れて舌や粘膜に刺さるような痛みもありません。
マウスピース型矯正装置（インビザライン）を使用した矯正治療中に食事制限はありますか？

基本的に食事の時はマウスピース型矯正装置（インビザライン）を外して頂きますので食事制限はございません。しかし時にはマウスピース型矯正装置（インビザライン）を外すタイミングを失い装着したまま食事をすることもあるかと思います。その場合は食事の後すぐにマウスピース型矯正装置（インビザライン）を外しお口の中を水でゆすいでください。マウスピース型矯正装置（インビザライン）をしたままの飲食で歯の動きに問題がでたり、アライナーが壊れたりすることはありませんが、マウスピース型矯正装置（インビザライン）が汚れやすくなったり、虫歯の原因になる場合がございます。
マウスピース型矯正装置（インビザライン）を着けている時、ガムを噛んでもいいのですか？

ガムのような粘着物はマウスピース型矯正装置（インビザライン）にくっついてしまいますので、ガムをかむ時は基本的にマウスピース型矯正装置（インビザライン）を外して噛んで下さい。また糖を含む飴のようなものも虫歯をつくる原因になります。マウスピース型矯正装置（インビザライン）を装着しているときは避けてください。
マウスピース型矯正装置（インビザライン）に煙草のヤニはつきますか？

マウスピース型矯正装置（インビザライン）矯正中の喫煙でアライナーに目立ったヤニによる着色、汚れがつくことはありませんが、ニコチンやタールなどの付着などがあるのでしっかり洗浄して清潔に保つようにしましょう。２週間で新しいアライナーに交換するため汚れは溜まりませんが、喫煙は歯周病のリスク因子なので健康を考えると喫煙はなるべく避けてください。
マウスピース型矯正装置（インビザライン）を着けている時は話にくいのですか？

人によってはマウスピース型矯正装置（インビザライン）を装着した最初の数日間は、舌足らずな発音になることがあります。しかしほとんどの方がマウスピース型矯正装置（インビザライン）をつけた当日から日常生活に支障なく会話することができます。
マウスピース型矯正装置（インビザライン）を失くしたり、壊れたりしたらどうしたらいいのですか？

マウスピース型矯正装置（インビザライン）を失くしたり壊したりした場合でも、再度型取りをせずにアライナーを製作することが可能です。
アライン社のコンピュータに患者さまのデジタル処理された歯型が残っているため、いつでも簡単に再製作できます。
約１週間～１０日で米国から届きます。失くしたり、壊れたりした場合はすぐに担当の矯正医院に連絡し、指示に従って下さい。

初診相談料 無料

検査診断料（初回のみ） ￥38,500

※CT検査が必要な際には、提携医院にて撮影していただきます。(別途費用がかかります)
マウスピース型矯正治療（インビザライン）＋表側矯正治療 ￥1,485,000

マウスピース型矯正治療（インビザライン） ￥1,210,000
マウスピース型矯正治療（インビザライン）＋表側矯正治療

マウスピース型矯正装置には特定の歯の動き（歯牙の挺出、歯根の移動）に対して動きが不十分な場合があります。
そのためマウスピース型矯正装置（インビザライン）単独で治療を始めても最終的にはワイヤーによる調整が必要になる場合があります。
マウスピース型矯正装置（インビザライン）治療の前に行う場合や、途中またはマウスピース型矯正装置（インビザライン）終了後に行う場合があります。
期間は症状によって様々ですが３ヵ月から１年かかる場合もあります。
しかしマウスピース型矯正装置（インビザライン）と併用することによりトータルの治療期間（ワイヤー矯正＋マウスピース型矯正装置（インビザライン）治療期間）を減少できるメリットがあります。
ワイヤー矯正をとりいれることにより、難しいケースにおいてもより理想的な治療を行うことができます。
- 審美型ブラケット
  
  マウスピース型矯正装置（インビザライン）治療前後にブラケットの装着が必要な場合こちらのクリアブラケットをお勧めしております。
  ほとんど目立たず、細かな歯の移動に最適なブラケットです。
- 裏側ブラケット
  
  歯の裏側（前歯のみ）に装置をつけるため正面から装置は見えません。
  前歯の裏にしかブラケットをつけないので、発音障害や舌の痛みはほとんどありません。
- セクショナルアーチ
  
  マウスピース型矯正装置（インビザライン）での矯正を補助するために奥歯だけに一時的に装着します。
処置料 ￥5,500