鋏状咬合症例 <小臼歯捻転を伴うシザースバイトに対する非抜歯矯正治療>

【主訴】上の歯の捻じれの改善と矯正治療の続きをしたい。(引っ越しのため矯正専門医院より転院)

【主な症状】上顎右側第二小臼歯捻転(右上の小臼歯が90°回転している状態)/左側臼歯部鋏状咬合(シザースバイト・上下の歯がすれ違って噛み合っていない状態)/上下顎前歯唇側傾斜(前に出ている状態)/下顎前歯部叢生(ガタガタ)/正中のズレ(真ん中が合っていない)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上顎右側第二小臼歯が90°捻転しているため、ワイヤーにてスペースを作りながらエラスティックチェーンを併用しレベリングを行う。鋏状咬合(シザースバイト)と下顎の叢生量、前歯の歯軸を考慮し、非抜歯にて矯正治療を行う。鋏状咬合(クロスバイト)に関しては上下顎ワイヤーのアーチを調整して改善する。正中を合わせるため顎間ゴム(エラスティック)を併用し、上下顎前歯部にはIPR(ディスキング)を行い前歯の傾斜を改善する。

 

治療方法 マルチブラケット装置 治療期間 20か月
性別 女性 年齢 10代 治療費用 ¥435,000+TAX