上下顎前突症例 <叢生と口元の前突を伴う上下顎前突に対する抜歯矯正治療>

【主訴】上下前歯のガタガタと口もとが出ているのが気になる。

【主な症状】上下顎前歯唇側傾斜(上下の前歯が前方に傾斜している状態)/上下顎前歯叢生(上下の前歯がガタガタになっている)/上下顎狭窄歯列弓(上下の歯のアーチが狭くなっている状態)/上下顎左側第2大臼歯シザースバイト(左側の奥歯がすれ違って噛んでいない状態)/上下顎 Tooth material 過大(上下の歯が大きい)/口唇閉鎖不全(口が閉じにくい)/正中線のズレ

【抜歯部位】上下顎両側第二小臼歯4本

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】上下の前歯の叢生および口元の前突が主訴であり、上下顎歯列弓が狭窄している。上下顎前歯の唇側傾斜と歯の幅径も大きいため、上下顎小臼歯を4本抜歯し、上下顎前歯の叢生の改善と後方移動により口元の前突の改善を計画した。また、歯列の拡大とIPR(ディスキング)を併用することでより多くのスペースを獲得し、可及的に前歯を後方移動させる。抜歯部位は補綴部位を考慮し、上下顎両側第2小臼歯を選択。そのため、抜歯したスペースに大臼歯が前方へ移動しやすくなるため、上下顎に4本の矯正用インプラントアンカーを植立し、抜歯スペースを上下顎前歯の後方移動に最大限利用し、通常より多く下げることで前歯の傾斜を正常にして口元の前突感を解消する。上下顎正中のズレも同時に改善する。

 

治療方法 マルチブラケット装置 治療期間 30ヶ月
性別 男性 年齢 30代 治療費用 ¥585,000+TAX