空隙歯列症例 <乳歯晩期残存と永久歯欠損を伴う非抜歯矯正治療>

【主訴】前歯のすき間が気になる。乳歯が残っている。

【主な症状】下顎骨後退(下顎が小さい)/上顎前歯部正中離開(上の前歯の真ん中に隙間がある)/上顎前歯舌側傾斜(上の前歯が内側に傾斜している)/上顎両側犬歯および上顎左側第2大臼歯欠損(永久歯が3本欠損)/上顎右側側切歯矮小(上の2番目の前歯が小さい)/下顎前歯部軽度叢生(ガタガタ)/上顎右側乳犬歯晩期残存(乳歯が残っている状態)

【抜歯部位】なし

【矯正歯科治療のリスク・副作用】う蝕、歯肉炎、歯周炎、歯根吸収、歯肉退縮が挙げられます


【治療計画】大臼歯関係がⅡ級であり、上顎に空隙が認められる。上顎両側犬歯が欠損のため、第1小臼歯を犬歯の位置に移動させる非抜歯矯正治療を選択。上顎前歯が舌側傾斜しているため、空隙はⅢ級顎間ゴムを併用しながら大臼歯を近心移動させることで閉鎖する。上顎右側乳犬歯は抜歯をし、矮小の上顎右側側切歯は矯正治療後に歯冠修復を行う。

 

治療方法 マルチブラケット装置 治療期間 21ヶ月
性別 女性 年齢 30代 治療費用 ¥835,000+TAX